夢半ば II 女の一念は
〜青年期の日記〜
子育てや家事、介護に追われながらも、
保健師としてやりがいのある仕事を貫く。
「今日は私の誕生日、32歳。3児の母親。休みも取らず仕事をしている。しかし久しぶりに年休を取った。珠緒の市立南幼稚園の入園式。親が見ても器量のいい珠緒はピンクのワンピースを着てすましている。髪はいつも私が切るのでおかっぱ。田舎っぽいが床屋に連れて行く暇がない。私は職場で着る会議用のスーツ」(昭和46年4月8日の日記より)。元日本看護協会常任理事の日記第2巻。