アル中伝治の心の旅路 豊後街道をゆく

黒島伝治 (くろしまでんじ)

アルコール依存症の著者が、
阿蘇周辺を歩き、生まれ変わったリハビリの旅路の記録。

アルコール依存症になった著者は、阿蘇路に残る古墳・遺跡からその歴史を知ることを、あたかも生き甲斐のようにして過ごしてきた。アルコール症の激しい心の変化は大好きな山頭火の句を引っ張り出すことによって癒えた。病棟で40歳を迎えた時は、「生まれ変わった気持ち」での新しくそして果てしない、体と心のリハビリの旅路でもあったと述懐する。

定価:770円 (本体 700円)

判型:A6並

ページ数:256

発刊日:2017/09/15

ISBN:978-4-286-18329-9

ジャンル:伝記・半生記 > 半生記

著者プロフィール

1947年、長崎県喜々津村生まれ。
1970年、別府大学文学部卒業。港湾労働者となって、10・21国際反戦デーを機に日本共産党に入党。小野十三郎の大阪文学学校を志すが労働組合活動に没頭。この間、好きだったプロレタリア作家黒島傳治の墓参で小豆島に3回渡る。以降、黒島伝治のペンネームで現在に至る。一時期「詩人会議」参加。
1973年、帰崎後、日本共産党の専従活動家として22年つとめる。
1987年、この頃から、長崎街道、豊後街道、日田街道、薩摩街道などの写真紀行をはじめる。アルコール依存症で2回入院、リハビリで始めた阿蘇くじゅう登山の合間に文学碑やプロレタリア文学作品の舞台となった場所を探し巡ることを喜びとするようになる。「長崎街道を往く」「南蛮文化を求めて・小倉から長崎へ五七里」など(「赤旗」新聞連載)。
1998年『阿蘇くじゅう文学碑めぐり』刊。

※この情報は、2017年9月時点のものです。

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