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文芸社のコンテスト
100文字の夢
2回目の開催となった《∞DREAM ─ 100文字の夢》、第1回同様、多くの皆さまにご応募いただき、1,263点もの作品がエントリーされました。これまでののべ応募数は2,825点。一作あたりの創作時間を10分と仮定すると、じつに470時間もの《「夢」について考える時間》を世のなかに生み出せたことになります。実際には、もっと多くの時間をかけて作品を書かれている方が多いはずです。私たちが本プロジェクトに込めた思い――「夢」について考える時間と、それを文章にすることで広がる無形の価値を、多くの方々とともに創造する――は着実に広がりを見せ、社会にいくつもの希望の種を植えつけられていることが実感できます。ご応募いただいた皆さま、まことにありがとうございました。

たくさんのご応募ありがとうございました。入選者発表

大賞

『果てしない夢』

谷 水愛 (大阪府)

一冊の本を読み終わるたびに、
私が感じる「世界」は変わっていく。
なら、世界中の全ての本を読んだ後の私に世界は、
どんな風に映るだろう。
その世界をこの目で見たい。
そしてそれを自分の言葉で表す事が、私の夢だ。

入賞

『広い道を』

燈明 あや (神奈川県)

一生懸命歩いてきたレールから、
ある日派手に落っこちてしまった。
最初は悲しかったけれど、
よく見てみればこの景色も悪くない。
この広い道をゆっくり歩いていこう。
細いレールの上よりずっと自由だ。

『描く』

友理 (千葉県)

優等生だった私。
漫画家になりたいとは言えず。
教員になり、ある日満点のテストに生徒の似顔絵を描くと、
皆やる気になった。
勉強嫌いの子が100点の笑顔を作ったとき、
夢を恥じることなんてなかったのだと知った。

『夢は頭を』

吟遊Shojin (愛知県)

営業で人に頭下げる会社人間、柄じゃない。
歌作り、夢売る歌手にと、会社辞め。
バンド結成し汗流し、CD自費出版。
電波・出版界に売り込みし気が付けば、
懸命に頭下げる自分あり。
夢は頭(こうべ)の上にある。

『80才の挑戦』

丹内 哲郎 (埼玉県)

市から高齢者無料のプール券を貰った。
私は泳げないが水の中を歩くならとプールに行った。
大半の人は泳いでいる。
私も三途の川を泳いで渡ってやると水泳を習い始めた。
生れて初めて泳ぐのだ。
私の小さな夢である。

『楽しく生きる』

永田 康代 (静岡県)

これから先、
家族も増えるだろう。家族が減っていくだろう。
喜びの先に悲しみがあるだろう。
悲しみの先に喜びがあるだろう。
それなら、やっぱり笑って生きていこう。

『あの頃のように』

高木 孝太郎 (大阪府)

定年退職し、今コッソリと教習所に通っている。
大型二輪免許を取るため。
大型バイクの後ろに妻を乗せ、四国の南岸道を疾走したい。
若かったあの頃のように、四十年前にタイムスリップし、
二人風になる私の夢。

『言葉の力を信じて』

江種 佳奈 (広島県)

言葉遣いが丁寧ね、と言われます。
でも違うんです。
言葉は人の心を温かくする事も殺す事もできます。
いじめを受けたからこそ、その重みを知っている。
言葉で心に灯を燈せたらと思うのです。
ただ、それだけなのです。

『息子たちへ』

下村 ますみ (静岡県)

もうすぐ桜が咲くよ
君たちが巣立って行った日の
桜はいつも満開だった
仕事忙しいね
なかなか帰れないね
元気で笑顔でいて
いつかまた昔のように
四人でごはん食べよ
母のはそんな夢

『夢・はじめの一歩』

箙 眞理子 (東京都)

「憧れの人の写真を毎日眺めてると
いつか その人に似てくるのよ」

母の言葉を真に受けて
スターの切り抜きを見つめていた
十歳の日々
勿論この夢は叶わなかったけど
夢を持つときめきを知った
あれがはじめの一歩だったかな

『青空の海』

山田 和彦 (愛知県)

若いころ海に憧れ、小さなヨットに乗っていた。
今は畑で野菜の収穫に忙しい。
ふと見上げた空に小さな雲が三つ、
ヨットレースの回航マークのように浮かび、
渡り鳥がそれにめがけ競うように飛んでいた。
又いつか私も。

『金婚式』

柘野 茂樹 (神奈川県)

お義母さん、娘さんの心まで育ててくれて有難う。
お義母さんの生き方を接ぎ木した妻は、私の最高の伴侶殿。
お義父さん、お義母さんと同じく私達も金婚式を迎えたい。
それが二人の夢です。
女房の目尻の皺に惚れ直す。

『一人じゃないんだ』

古堅 裕之 (沖縄県)

そのうち受かればいいと思っていた。
自分のことだけ考えていたら
時間は無限にあると錯覚してしまうから。
僕が教壇に立つ日を心待ちにしていた恩師がなくなった。
そうなんだよ。
自分の夢は自分だけの夢じゃないんだ。