ピエロで行こう
愛する人の心の傷が癒えたとき、ぼくは…。
淋しさに胸しめつけられる純愛ストーリー!
大学三年生になったぼくが出会った女性は、心に深い傷を負い「死」を思いつめていた。立ち直ってほしいと心を砕くうち、次第にぼくは彼女に惹かれていった…。そして、愛す人の傷が癒えたとき、ぼくはまた一人になった。そう「愛に乾いていた彼女は乾いた砂が水を吸い込むようにぼくの気持ちをどんどん吸い込んでいただけなのだ」──。デビュー作の『オルゴール』、第2作『星空マウス』で若い層から絶大な支持を得た新鋭作家が贈る、初めての恋愛小説。寂しさに胸をしめつけられる、切なすぎる物語が誕生しました。