小太郎地獄遍路

慟哭の満州

三浦由太 (みうらゆうた)

現代っ子の小太郎が時空を超え
太平洋戦時下のソ満国境地帯で目の当たりにした真実とは。

平成23年3月11日の津波に巻き込まれた脇森小太郎がタイムスリップした先は、昭和20年8月8日の祖父・太郎の体の中だった。平成の世では人生の意義を見いだせなかった彼だったが、ソ連の侵攻〜占領、シベリア抑留、満州引き揚げという苛烈な体験を通じ、戦争の真実を伝える大切さ、そして人生を生きることに目覚めていく。現代の若者の目を通して戦争を描いた異色小説。

定価:1,760円 (本体 1,600円)

判型:四六並

ページ数:296

発刊日:2017/09/15

ISBN:978-4-286-18598-9

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1955年岩手県水沢市生まれ。
1982年山形大学医学部卒。
1989年整形外科専門医。
1993年医学博士。
1994年開業。

■著書
『町医者が書いた哲学の本』(丸善プラネット、2009年)
『日中戦争とはなにか』(熊谷印刷出版部、2010年)
『黄塵の彼方』(文芸社、2014年)
『真白き木槿の花 決死の三十八度線越え』(文芸社、2014年)

※この情報は、2017年9月時点のものです。

メディア情報

  • 新聞

    2018年01月14日

    「河北新報」で紹介されました。

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