教養読本
A Cultural Reader
これらの書物を、生涯の友、とすることが
できたことを幸せに感じる。
本書は、言語学者の著者がここ20年間に書き溜めた、本や新聞、ラジオのメモ書きをまとめた前著『話のくずかご』の続編に位置づけられる。前著では夏目漱石、森鴎外、三浦綾子、トルストイ、言語学などに関する170項目について紹介しているが、本書では、言語学に関する項目を大幅に削り、グリムとアンデルセンに関する項目を増やしたほか、ミュンヒハウゼンから3編を挿入した。