自由にならない脳を抱えても
─ぶっ壊れ脳の呟き─
日本の医療現場をAIが変え、
患者と医者を救う可能性を構想する物理学者の考察。
脳梗塞後の94歳の母の病状と医療現場から、患者と医者をともに救うAIシステムの構築に思いを馳せる物理学者。脳の驚異的な働き、免疫や抗生物質の役割など身体メカニズム、高齢者医療の課題、テクノロジーとサイエンスの倫理と価値、持続可能な人類のハピネスまで、多岐にわたる論考を、判りやすく母の言葉へと昇華し、内省を深める。科学への透徹した信頼と深い情愛がこもる一文。
定価:1,320円 (本体 1,200円)
判型:四六並
ページ数:236
発刊日:2019/02/15
ISBN:978-4-286-20296-9
ジャンル:自然・科学・工業・学術 > 自然・科学・工業 > その他