【文庫】戦争と平和

吉本隆明 (よしもとたかあき)

「国軍を持たない」「武力行使をしない」
そのために「リコール権」を行使できるか。

「国家が閉じてしまって、国家の自由に軍隊を動かしたりすれば、いつだって平和というものは脅かされる。国家が開かれているとその開かれたたところから一般大衆のリコール権というのが政府に届き、それを阻止することができる。」戦争と平和を論じた表題作ほか、「近代文学の宿命」「吉本隆明の日常」等、危機の時代に向けて、知の巨人が提言する。

定価:594円 (本体 540円)

判型:A6並

ページ数:172

発刊日:2011/02/15

ISBN:978-4-286-10274-0

ジャンル:社会・ビジネス > 社会 > 社会

著者プロフィール

1924年東京生まれ。
東京工業大学理学系化学コース卒業。
詩人・思想家として戦後日本の思想界をリードする。
主著書に『転位のための十篇』『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『源実朝』『心的現象論序説』など多数。
近著に『15歳の寺子屋 ひとり』。
『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞、『吉本隆明全詩集』で歴程賞を受賞。

メディア情報

  • 専門誌(紙)

    2011年03月01日

    「JAPAN KART 4月号」で紹介されました。

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