百寿越えへの招待状

医学博士｡医療法人心友会理事長､林産婦人科院長､老健施設愛里苑理事長。1928年（昭和3年）千葉県生まれ｡1952年、北大医学部卒業後､旧制大学院課程進学。北大医学部産婦人科講座で､主として内分泌系､胎児生理（ホルモン）、腫瘍とホルモン（性腺刺激ホルモンと発癌）、思春期貧血と保険､妊娠保健と貧血・栄養（脂質代謝とVE）、当時としては全く未踏にして斬新なプロスタグランディンの研究の端緒を開拓（医博1957年）文部教官助手､講師歴任｡1970年（昭和45年）、母児同室哺育をモットーに実地医家（医院開設）として、再出発。道内初の温水プール（自営付設プール）による妊婦水泳､エアロビクスなどによる運動の推進、胎教コンサートなどの今日もなお産科臨床に息づいている端緒的マニュアルを開拓｡著書に『安産大作戦』（主婦の友社刊1984年）、『胎教ルネッサンス』（中西出版2002年）がある。1989年（平成元年）以来､高齢者への種々の取り組みを行ない､老健施設を開設｡また加齢防止についてのさまざまな取り組みと健康講座を14年にわたり繰り返し､現在シルバーコンサートを含めて健康講座受講者はすでに2万7000人を超えている。併せて知的障害者授産施設（10〜15人）にも注力して10余年となる。中・高齢者への健康長寿のパラダイム構築へ向け､今なお夢多き実践的熟年医師である｡