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電子版あり
すくらっぷ&びるど
菊永エイジ&ばっかす
俺の今までの作品を、どれだけの人が読んでくれたのかなんて俺にも全然わからない。だから、俺はこれまでの凝り固まった俺自身を、ダイナマイトで粉々にして、もう一度、組み立て直してやろうじゃねぇか。「あァ、これが青春なのだ」──懐かしい思い出や淡い記憶を辿りながら、自分の現在時点を詩に綴り、探っていく。今回はばっかすという頼もしい協力者をお供に心の旅へといざ進まん!
ISBN:978-4-286-24939-1
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
無心のつぐない
高野吉一
言葉は着地点を探す/自分の居場所にとどまることなく/飛び上がり/飛翔し/宙を舞い/風にもまれて渦を巻き/西風に散らされ飛んで行く/片や鮮やかな/片や病的な/赤い落ち葉のように/風にさらわれてゆく/宙を舞う言葉も/重力には逆らえない/言葉は着地点を/探すこともなく探し/あるべき場所に落ち着く/飛翔した言葉は/あるべき場所に落ち着く(「言葉は着地点を探す──」より)
ISBN:978-4-286-24856-1
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
ほら 笑ってごらん
日木更
ふわりふわり 風の色あなたを包む 風の色あなたにそっと 囁きかける(「風の色」より) 私が動くと雲が動く 草木が囁いてくれる 何も煩うことはない 静寂の中にいたらよい そうすれば 草木が根をおろし 張っていくように 君の魂も キラキラと輝いてくる (「君へ」より) たまにはこんな言葉といっしょに、空を見上げたくなるような作品集です。
ISBN:978-4-286-24927-8
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
その他の一群
湯浅洋一
「冬の日の/日本海へと/抜ける道/ソロー・ブルーの/水面も泣く(慈悲)」「整然と/美の咲く世界/数学に/いつも感じる/魅惑の美学」「是が非とも/生きて迎えむ/平和の日/地球和解の/来たらむ日まで」。万葉時代の和歌の形式を取り入れて独自の世界を確立してきた著者だったが、病のため本作編集中に逝去。しかし、著者の遺志を継ぎ、ここに無事集大成となる一冊が完成した。
ISBN:978-4-286-24445-7
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
歌集 続 北極星(にぬふぁぶし)
砂川正勝
家族への愛、自然とのふれあい、旅の思い出、老いの自覚をテーマにして、巧みな比喩と時空を超える想像力で感性豊かに詠った281首の短歌集。「豪雨止むライトブルーの秋空にマンタとなりて吾漂わん」「早朝に初老の男塵拾う白浜に散る若さの残骸」「朝日受け煌めきそよぐ公孫樹見上ぐる妻に黄葉がそそぐ」「苔を踏みまた参り来し秋篠寺古老が守る色あせし堂」などが収録されている。
ISBN:978-4-286-24917-9
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
甘露というだろう
詠瑠
育まれたふる里での遠い日々…都会で育んだ家族模様…思いは、これから育ちゆくキミたちへ…。『揺りかご』では幼少期を、『蛹』では都会に出てきた青春時代を回顧する。我が子の成長過程での喜びや懊悩を中心にした『雛を得て』。やがて、一度はばらばらになった親子の間の氷も解けていき……。包み隠さず表現した5部構成の詩集から、著者の思いが強く迫ってくる。
ISBN:978-4-286-24811-0
定価:1,430円 (本体 1,300円)
発刊日:2024/01/15
電子版あり
詩集 原風景への道程 第二集
岡村光章
画家すずきゆきお氏の作品にインスピレーションを得て詩作した詩集の第二弾。青年時代から、神の存在の片鱗は感じながらも、仕事の多忙さに紛れ忘れ去った昔、しかし、生来の素質と強くなる信仰への想いにより作者はコロナ禍での洗礼を決意する。青年時代から今日に至るまでを通し、作者の心の軌跡が鮮やかに浮き彫りされていく──聖霊の風があなたの心も潤しますように。
ISBN:978-4-286-24914-8
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2023/12/15
電子版あり
冠葉和歌集
湯浅洋一
「月光の/鈍き光線/身に受けて/白く輝く/龍之介の脳」「少しずつ/宇宙に時間/降り積もり/空間座標/移動したりぬ」(星座論)「涼やかな/雲の流れに/たゆたいて/もみずる楓/散りにけらしも」「数式の/型に自ら/整った/銀河物理の/真を求めて」芸術や歴史、文学、社会、数学、物理学、人間の性についてなど、日々思索を続ける著者が、二行分かち書きを中心に表現した歌集。
ISBN:978-4-286-24257-6
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2023/12/15
電子版あり
蒼い空に向かって
廣木明美
子の成長をまぶしく見つめ、在りし日の父母を慕い、野の花のしなやかさに心を躍らせる。そんな何気ない人生のひとこまひとこまを、心のままに詠んだ詩集。詩の傍らに配された著者自身による草花などの挿絵が、作品に趣を添える。深い思いが込められながら、素直につづられた作品の読後感はさわやかで、全体に漂うヨーロッパの雰囲気も心地よい。カラーページでは、美しいタイル画を紹介。
ISBN:978-4-286-24213-2
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2023/11/15
電子版あり
忘れられた峠
赤田則夫
幼少期の怪我がもとで、障害を負った著者。障害者の文芸誌『しののめ』の編集長・花田春兆先生との出会いをきっかけに、昭和53年に『忘れられた峠 赤田則夫詩集』を刊行した。今回、45年の歳月を経て復刊。生きることの苦しさ、淋しさ、悲しみから紡ぎ出した詩の数々は、今も心を打つ。『しののめ』に連載した伝奇時代小説「忍家の姫君」も併録した。
ISBN:978-4-286-23647-6
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2023/11/15