鎖国を完成させた男 松平伊豆守信綱

岩田祐作 (いわたゆうさく)

島原の乱を鎮圧、鎖国政策に尽力し、長崎を
発展させた名老中の、真実の姿に迫る評伝!

徳川家光の名代として幕府討伐軍十二万余りを指揮、島原の乱を鎮圧した老中・松平信綱。彼は凱旋帰国の途中、長崎と平戸オランダ商館を巡視、第二の一揆を危惧し、幕閣の実力者として鎖国政策に深く関与してゆく──。“知恵伊豆”と言われた男の政治手腕とは。鎖国により発展を遂げ、独自の文化を築いた長崎が日本の近代化に果たした役割とは。丹念に史料を検証し、緻密な推測で史実の空白を埋める日本史ノンフィクションの力作!

定価:1,430円 (本体 1,300円)

判型:四六並

ページ数:152

発刊日:2004/05/15

ISBN:4-8355-7224-6

ジャンル:伝記・半生記 > 伝記

著者プロフィール

1934年、台湾台北市生まれ。国立鹿児島大学文理学部卒業後、長崎県警職員として、34年間勤務。平成7年退職後、郷土史に興味をもち、史料分析の手法を用いて通説を覆し、「楠本タキは遊女ではなかった」、「楠本イネは出島で生まれた」を発表。現在、生涯学習の講師として活躍中。長崎市在住。

メディア情報

  • 新聞

    2004年04月09日

    「長崎新聞」で紹介されました。

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