朱鷺色の風
恋と生きることに真剣だった、あのころ……
切ない気持ちを言葉に託した“愛の詩集”。
「どうして こうなってしまったのだろう/何がいけなかったのだろう/どうして もっと優しくできなかったのだろう/あんなに たくさんの 素敵な時間をくれたのに/あんなに 優しく熱い 眼差しをくれたのに」(「わからないこと」)──。15年前、看護師として働いていたころ、拙いながらも“恋”と“生きること”を真剣に考えていたころの想いが、ストレートな言葉で躍動する。読む者に「愛とは? 生命とは?」を熱く問いかける作品集。