にぃにのことを忘れないで
─脳腫瘍と闘った8年間─
15歳で多発性の悪性脳腫瘍を発症したにぃに。
母による壮絶な闘病の記録。
幼い頃から学ぶことが大好きで、難関私立中学にも現役合格を果たした川上家の長男・浩輔。ところが中学三年生のとき、突然脳腫瘍を発症。悪性のリンパ腫で、再発を繰り返すことで知られるものだった。この日から、8年間におよぶ闘いが始まった。長く辛い治療に堪えながらも、再発、再々発の過程で治療を拒否し始める浩輔。そんな子供の気持ちを理解しながらも、どうしても生きてほしいと願う母。そして、浩輔は〈最期〉まで諦めずに、闘うことを選んだのだった。──苦しみにも負けなかったにぃにの精神(こころ)が、人々の「生きる勇気」となりますように、との思いを込めて綴られた母の手記。
定価:1,430円 (本体 1,300円)
判型:四六上
ページ数:220
発刊日:2007/07/20
増刷情報:5刷
ISBN:978-4-286-03049-4
ジャンル:医学・健康・看護・闘病 > 看護・闘病 > 看護・闘病