自分らしく生ききるために

進行がんの患者さんを支える

渡辺邦彦 (わたなべくにひこ)

医は哲学。病に対する人間の勝利を探る、
在宅ホスピス医師の情熱と思索の一冊。

完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する─。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:四六上

ページ数:192

発刊日:2009/01/27

増刷情報:4刷

ISBN:978-4-286-05326-4

ジャンル:医学・健康・看護・闘病 > 医学・健康 > その他

著者プロフィール

1959年7月9日生まれ

〈学歴〉
1978年 獨協高等学校卒業
1984年 獨協医科大学卒業
1990年 獨協医科大学大学院修了(医学博士)
1991年 日本脳神経外科学会専門医

〈職歴〉
獨協医科大学脳神経外科臨床講師
とちの木病院脳神経外科医長
栃木県立がんセンター脳神経外科医長・同緩和医療部部長代理

〈現在〉
医療法人陽気会 在宅ホスピス・とちの木所長
獨協医科大学非常勤講師

〈研究歴〉
国立がんセンター生物学部、スイス・チューリヒ大学、フランス・リヨン国際癌研究機構にて脳腫瘍の研究に従事。ピースハウスホスピス(秦野)、オーストラリア・ニュージーランドで緩和ケア研修

〈受賞〉
1997年 日本脳神経外科学会奨励賞受賞

〈出版〉
2006年 『幸せのシッポ』 文芸社
2007年 『痛みよ、さらば』 文芸社

メディア情報

  • 新聞

    2009年04月21日

    「毎日新聞」で紹介されました。

  • 新聞

    2009年01月23日

    「大糸タイムス」で紹介されました。

  • 新聞

    2008年12月12日

    「下野新聞」で紹介されました。

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