自分らしく生ききるために
進行がんの患者さんを支える
医は哲学。病に対する人間の勝利を探る、
在宅ホスピス医師の情熱と思索の一冊。
完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する─。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。
定価:1,320円 (本体 1,200円)
判型:四六上
ページ数:192
発刊日:2009/01/27
増刷情報:4刷
ISBN:978-4-286-05326-4
ジャンル:医学・健康・看護・闘病 > 医学・健康 > その他