人間的問いの本質
「存在者」が「存在する」という驚異の中の驚異を経験する人のために
人は「何であるのか?」「なにゆえにあるのか?」の
疑問に挑んで35年。著者の渾身作。
人は「なんであるのか?」「なにゆえにあるか?」さらにもう1歩踏み込んで、問われるもののそのものの不可分性の可能性を探った、著者35年間のライフワークの集大成。今までの哲学者は「存在者とはどういうものなのか」ばかり向きあい、「なぜ生まれたのか」については考えの及ばぬこととして避けてきた。本書ではあえてタブーにも挑戦し、「人間的問いの本質」の解明に迫った哲学書。