【文庫】中村修二 ノーベル物理学賞受賞までの闘い
日本を捨てた男が日本を変える
2014年度のノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏の原点に迫る。
怒りが成功の糧だ。
なぜノーベル物理学賞を受賞した中村修二は、日本を捨て、米国に渡ったのか? 日本を離れて14年、徳島県の会社員は米国の大学教授になっていた。かつて勤めた日亜化学工業で、最初は赤色LEDの研究に取り組んだが、思うような成果が出なかった。2000年渡米し、元の会社との知的所有をめぐり訴訟も経験した。彼の原点は「怒り」だ。いかにして中村は成功したのか。その真実に迫る!