【文庫】がらしあ 紅蓮の聖女
戦国女性・細川がらしあの悲劇を、
鮮烈華麗な筆致で描いた書下ろし歴史小説の傑作。
戦国の世に明智光秀の娘と生まれ、細川忠興の妻となった絶世の美女・玉子は、やがて本能寺の変で信長を討った謀反人の娘として不遇の日々を送る。そして、夫の傲慢や迫害にも玉子を耐えさせたものは、キリスト教への信仰であった。秀吉による伴天連追放の弾圧、その後の三成の命による人質を拒み、家臣の槍で死を選んだ。その細川がらしあの悲劇を華麗な筆致で描く傑作!