【文庫】100万分の1の奇跡
平凡で風采の上がらないモテないサラリーマンが死んだ。
その身体に出雲の神が乗り移った。
「奇跡」そんなもん、存在なんてしない。──うだつのあがらない、駄目サラリーマンの僕は、突然のバイク事故でこの世を去ることに。しかし、スサノオの目に留まり、八十八日間の命を与えられることになった。限られた時間のなか、周りで巻き起こる数多くの超常現象を経験しながら、決して三十三年間考えることもなかった「死ぬこと」、「生きること」について僕は向き合うことになる。果たして奇跡はあるのだろうか…衝撃の感動作がいよいよ登場!