罪全先生の友達
リアルという名の門をくぐった先にたどり着いた
廃墟に散乱する忌まわしくも美しい詩篇。
「悩みも苦しみもない世界があるという人がいるから/それが本当ならば、そこには悩みも苦しみもないのだろう/しかし、そこが天国か地獄なのか/罪全先生にはわからなかった」(「罪全先生の墓参り」より)──リアルという名の門をくぐった先にたどり着いた廃墟。そこに散乱する罪深い詩篇。あなたはこの忌まわしくも美しい詩篇を最後まで読み続けることが出来るだろうか?