渦巻いて 三河牧野一族の波瀾 〈下巻〉
激動の戦国時代、様々な困難を切り抜け、
「命」をつないでいった三河牧野氏の物語。
康成は父成定から聞いていた昔話を思い出していた。“この地に命を授け、この地の者と一心同体、苦楽を共にせよ”そして、『常に戦が起きていると思いながら生き延びよ。それは決して争いに勝つだけがすべての手段ではない』……戦国乱世を生き抜き、5つの近代大名・牧野氏の流れを輩出した「三河牧野氏」の歴史を辿る、100年以上に及ぶ壮大なる物語、いよいよ下巻、完結編。