北の国から
「言わなきゃわかんないでしょ、もう〜」
知床の夕日を目指して旅立つホステラーの恋と
冒険の青春時代を改めて実感する物語。
1968年、新幹線開通に伴い利用者が増加した東京駅の待ち合わせ場所として誕生した「銀の鈴」は、1969年に鈴の音が流れるスピーカー付きの二代目になった。当時は青少年向けの安全で安価な宿泊場所のユースホステル全盛の旅行ブームで、その利用者ホステラーとして特に若者たちは横長リュックを背負うカニ族と呼ばれる姿で日本全国を旅した。その青春の恋と冒険を振り返った物語。