春の香り
脳腫瘍と闘い、十八歳で逝ってしまった最愛の娘へ
闘病しながらの学生生活、夢を諦めず絵を描く姿…
父と母の視点からの娘の闘病と介護の記録
11歳で発症した娘の脳腫瘍。手術後、寛解したものの6年後再発、そして再再発。右半身麻痺、失語症に加え、失われていく光、精神症状を伴う発作と怒濤の日々の中で、これから先何があっても娘と向き合い、寄り添い、支え、抱きしめていこうと決めた父と母。闘病しながらの学生生活、夢を諦めず絵を描く姿、発作時の言動やその対処の様子など。父と母、それぞれの視点からの娘の闘病と介護の記録。