神武天皇 日本国を創った男
誰もがその名を知るが、その実像を知らない神武天皇。
そんな人物の素顔を描いた物語。
ヤマトと呼ばれた神武一行は、速吸の門から白肩津の港に上陸し、冷酷な帝王・登美彦の奇襲攻撃に遭って壊滅状態に陥る。ヤマトの長の五瀬が戦死し弟である磐余彦(後の神武天皇)が長となり、大阪湾に脱出後、木の国で素戔男の皇子である五十猛の支援を受けて再出発した。日本の初代天皇とされた神武。誰もがその名を知りながら、その人物を知らない。東征をもとにその素顔を追った物語。