狂育者たち
何が必要なの? 誰が彼らを救えるの?
不登校とは教師とはそして教育とはを問う小説。
思い描けない未来に怯える不登校生。情熱ばかりが空回りする教師。教育とはを問う小説。「小さいころから、言うことを聞けと言われて、自分で考える前に答えを突き付けられてきた子どもが想像力など持てるわけがない。 生徒を理解するんやない、信じてやることや、それは教師側の性根の問題や。変わらなあかんのは生徒やない、先生の方や、学校の方や」(本文のある教師の言葉より)。