写楽は写楽
写楽は写楽(という後の北斎の画号)でしかない!
技術者の視点から、写楽についての新解釈・新説と
これまでの真贋問題に迫る論考。
「写楽本人説」(写楽=斎藤十郎兵衛説)の論者は、誰も写楽=斎藤十郎兵衛であることを証明していない。斎藤月岑の『増補浮世絵類考』による「俗称斎藤十郎兵衛、八丁堀に住す。阿州候の能役者也。」の記述は一次情報ではなく、しかも月岑と斎藤十郎兵衛は同時代人ではないことから、一次史料とは見なせない──。技術者の視点から、「写楽本人説」の根拠はないことを立証する書。
定価:1,540円 (本体 1,400円)
判型:A5並
ページ数:390
発刊日:2024/06/15
ISBN:978-4-286-24827-1
ジャンル:芸術・芸能・スポーツ・サブカルチャー > 芸術・芸能 > 美術・芸術