社会的臨死状態でした。

みみRyio (みみりぃお)

わたしとほんとうのわたし(生来の自分)の対話による、
こころの世界を描く冒険の旅。

精神が死にかけているのに身体は生きて活動しているのが社会的臨死状態です。そこに陥る経過には慢性的に進行するパターンと、何らかの原因によって自己が頽れるパターンがあります。わたしはそれらの両方を経験しました。そんなわたしにとって、こころの完全変態は生まれ変わることでした。それにはサナギの時間─ちぎれて幽閉された自分を回収するこころの作業─が必要だったのです。

定価:1,870円 (本体 1,700円)

判型:四六並

ページ数:380

発刊日:2024/03/15

ISBN:978-4-286-24915-5

ジャンル:哲学・心理学・宗教 > 心理学

著者プロフィール

1968年、北海道紋別郡(旧上湧別町)生まれ。
保健師。
人を人として生かすケアの本質を探究し、複数の学問領域を渡り歩いてきた。
未知の学問領域に生息するたび、学士(保健学)、修士(看護学)、博士(理学)と、昆虫のごとく脱皮。
知識の確からしさや、知識で括ることのできない「人と社会の自然」を鋭いまなざしで見つめ続け、専門を超えて議論と対話を続けてきた。
自身の教育研究活動に関しては、「言語化のオニ」と自称するほど意欲的に言葉にしてきた。
教育研修や講演は多数の実績があるほか、教育系の連載に「実習の経験知 育ちの支援で師は育つ」(看護教育52(9)-54(8), 2011.9-2013.8)、「育てたいなら教えない 自分で学び育つ人! “自律した看護師”になれる支援」(看護人材育成17(3)-18(3), 2020.8-2021.8)などがある。
現在は、心機一転し、人がありのままに生き合えるコミュニティづくりを開始。
2023年4月、独りボランティアのプラットフォーム「対人支援者の共育の場 CoTan」を発足させた。
互いに象り合わずひらいて居られる対話の場「こころの移動温泉」を、様々な泉質(テーマ、雰囲気)で開催している。
グラフィックレコーディング(板書)を取り入れたグループミーティング型対話や、カードをひきながらの相談型対話が好評。
また、価値自由なこころの時間を届けるため、インターネットラジオのパーソナリティにもチャレンジ。
新たな世界を夢みる永遠の2.5歳として、価値自由な生き方を模索している。

※この情報は、2024年3月時点のものです。

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