精霊のうわさ話
新原由美子 散文詩集
「融和」と「闘い」の歴史、人という存在。
沢山の視点を交えて多角的に描いた散文詩集。
「疲れた足取りが整って、/道に足音が響いていく。/──敵などいないのだ/ここが何処であれ」(「大団円」より)──人間の本性は「融和」と「闘い」。人は人を愛すことを知りながらも同族で理由付けをして闘い合うという歴史を繰り返してきた・・・・・・。この事実、また人という存在に関して、沢山の視点を交えて多角的に描いた渾身の散文詩集。