ハルジオンの花
寄り添って二十年 里子・コウヘイは今巣立つ
乳児院から引き取った子に、
溢れんばかりの愛情を注ぎ育んだ女性の決断と実行の記録。
鷹栖さんは、大きな病気をした後、乳児院から里子を引き取って里親になった。実のお子さんもいるのですけれども、その決断、そしてそれを実行したこと、そしてやりきったこと。これはまさしくReライフそのものだと思います。文章力とか構成力もさることながら、やっぱり親のない子供を、里親として育てようというご自身のReライフへの熱量が出ていたと思います(内館牧子さん講評)。Reライフ文学賞長編部門最優秀賞受賞作。