十八平米の人びと
あるサ高住の物語
サ高住に暮らす人々の人間模様と人生の無常。
今だから書けた、90歳の再デビュー作品。
しあわせな老後とは? サービス付き高齢者向け住宅、通称、サ高住。「陽光園の居室面積は十八平米の単身仕様。……便利と言えば便利だが、反面、これまでの暮らしとの違いが大きすぎて、浩三は拘禁状態に置かれたような戸惑いになかなか慣れることができなかった」(本文抜粋)。そこに暮らす人々の人間模様と心あたたまる交流、そして人生の無常。今だから書けた90歳の再デビュー作品。