句歌集 ゆずりは
紡がれる想い
老いを笑い飛ばし、時事問題を鋭くユーモラスに詠んだ川柳と
母の短歌をまとめた句歌集。
親から子へ 「ゆずる」想い───若いころから書きためていた川柳を一冊の本にしようとしたとき、生前、母が短歌に親しんでいたことを思い出した。母が作った歌を古いノートから拾い出す作業をしながら感じたのは、母と父の愛情だった──。老いを自覚した日常生活をユーモラスに、時には生まれ故郷出雲の言葉でうたった自身の川柳と、母が遺した短歌を一冊の本にしました。