日本への原爆投下とヘンリー・スティムソンの苦悩

著者:シーン・L・マロイ/訳者:金谷俊則 (しーんえるまろい/かなやとしのり)

陸軍長官として広島への原弾投下を決断し、
核の時代への幕を開いた人物の苦悩と挫折。

本書は1945年8月に核兵器が初めて使用された出来事を頂点とする、外交、軍事、政治、科学技術が重なり合って進展した経緯について新たな視点を論じるため、伝記というレンズを使って、ヘンリー・スティムソンという一人の人物と原爆との複雑なかかわりをあらためて捉えなおし、世界史のなかでもっとも重要なこの出来事に対する問いかけに新たな道を切り開こうとしてみたものである。

定価:1,980円 (本体 1,800円)

判型:四六上

ページ数:420

発刊日:2024/08/15

ISBN:978-4-286-25254-4

ジャンル:歴史・戦記 > 歴史 > 歴史 (海外)

著者プロフィール

●シーン・L・マロイ
著者のシーン・マロイは、カリフォルニア大学マーセド校の人文社会学部の助教で歴史学を担当している。
1994年にカリフォルニア大学バークレー校で学士(歴史学)、2002年にスタンフォード大学で博士(歴史学)を取得し、専門分野は、戦争、植民地政策、白人至上主義とアメリカの国際関係における倫理観について研究していて、最近では核問題における科学、倫理、政策決定のあいだの相互関係について関心を寄せている。
著書に『Atomic Tragedy: Henry L. Stimson and the Decision to Use the Bomb Against Japan』(本書)と『Out of Oakland: Black Panther Party Internationalism During the Cold War』がある。

●金谷俊則
1951年、広島市に生まれる。
広島大学医学部卒業。
広島市在住。
著書に『吉川興経』、『武一騒動 広島・旧浅野藩下における明治農民騒擾の真相』、『毛利隆元』、『ヒロシマ 叔父は十五歳だった』、上記の英訳版『Hiroshima : From the shadow of the grass』、『毛利隆元私見』、訳書にジョージ・R・キャロン&シャルロット・E・ミアーズ著『わたしは広島の上空から地獄を見た エノラ・ゲイの搭乗員が語る半生記』、ウィルソン・D・ミスキャンブル著『日本への原爆投下はなぜ必要だったのか』がある。

※この情報は、2024年8月時点のものです。

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