婚外子を生きる

佐々木時雄 (ささきときお)

男性優位の社会の中、シングルマザーを選んだ女性と
その子がたくましく生きる姿を描く。

会社の社長で真言宗檀徒の龍太郎は、理趣経の教えのままに社員の睦子と関係し、子どもをもうけた。だが、睦子は龍太郎に認知を求めず、婚外子として子を育てる道を選んだ。龍太郎はさらに、若い圭子とも関係を持ち、圭子も婚外子を産む──家父長制度の残る昭和50年〜60年代の世相を背景に、自立したシングルマザーと婚外子としてたくましく生きる親子の姿や家族の形を描いた小説。

定価:1,430円 (本体 1,300円)

判型:四六上

ページ数:194

発刊日:2024/05/15

ISBN:978-4-286-25325-1

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1936年 岩手県に生まれる。
1962年 弘前大学医学部卒業。
1963年 東京大学医学部精神医学教室に入る。
1964年 関東労災病院神経科に勤務。
1982年 関東労災病院神経科部長となる。
1983年 東京大学医学部非常勤講師を兼務。
1994年 中央労災医員を委嘱される。
1999年 労災リハビリテーション長野作業所所長を兼務。
2006年 労災リハビリテーションを退職。
医学博士、精神保健指定医、全日本労働福祉協会産業医、日本職業・災害医学会功労会員、日本産業精神保健学会名誉会員、労働衛生コンサルタント。

■著書
『診断・日本人』(共同執筆、日本評論社、1974年)
『ナルシシズムと日本人』(弘文堂、1981年)
『岩波講座 精神の科学 10』(共同執筆、岩波書店、1983年)
『日本人の深層分析』(共同執筆、有斐閣、1984年)
『流離の精神病理』(金剛出版、1985年)
『事例が語る 新中間管理職のメンタルヘルス』(弘文堂、1989年)
『〈こころ〉の病を考える』(弘文堂、2002年)
『よだかの星−宮沢賢治を読む−』(新潮社図書編集室、2017年)
『負の烙印・自死』(新潮社図書編集室、2023年)他

※この情報は、2024年5月時点のものです。

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