ある旧名主家と明治時代

─改稿 どぶっ田の改良─

岩田俊一 (いわたとしかず)

落幡村(現秦野市)の農業振興に努めた
ある名主の働きと明治という時代を描く。

江戸時代に村名主を務めた家の歴史を背負い、明治期の耕作地主でもあった岩田俊平は、悪田の改良・治水や農事改良奨励などで地元に尽くした。本書では、さらに優れた事績を残した地方の老農も紹介する。彼らの働きを知ることで、在地のリーダー(地域名望家)が農村社会で果たした役割が見える。また、彼をこの努力に向かわせた契機には、報徳の思想(安居院七流の)があった。

定価:1,760円 (本体 1,600円)

判型:四六上

ページ数:320

発刊日:2024/06/15

ISBN:978-4-286-25412-8

ジャンル:自然・科学・工業・学術 > 学術

著者プロフィール

1925年、神奈川県に生まれ、現在も同地に住居。
東京大学農学部で農業害虫学を専攻した。
農林水産省に採用され、農業技術研究所に勤務。
同所病理昆虫部長を経て、研究機構改革により農業環境技術研究所の環境生物部長となって、1986年に退官。
日本応用動物昆虫学会会長を1期務めて、現在学会名誉会員。農学博士。
退職後は自家や郷土及び専門研究分野の歴史などに興味を持ち、本書の「まえがき」に紹介した2著などを出版。
専門分野では、農業技術の発達史に関する2、3の刊行書に分担執筆したほか、著書には『イネカラバエの発生と研究の史的経過──イネキモグリバエの100年』(2006年、日本植物防疫協会)がある。

※この情報は、2024年6月時点のものです。

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    2024年07月26日

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