青春の白き墓標

塚本正明 (つかもとまさあき)

被爆二世の雪絵の突然の死と向き合い、真介は成長していく。
忘れえぬ青春のエポック。

昭和39年、大学進学を目前にして、真介は自宅の庭に雪の墓標を立てた。急性白血病で亡くなった同級生、雪絵の死を悼む柱頭である。被爆二世である雪絵の突然の病死。そして彼女の純真な魂との無言の触れ合いを体験した真介は、彼女の死と向き合いながら愛や戦争について思いを深め、心の葛藤をとおして成長していく。哲学研究の道を歩むことになる一青年の忘れえぬ青春を描く小説。

定価:1,100円 (本体 1,000円)

判型:四六上

ページ数:80

発刊日:2024/06/15

ISBN:978-4-286-25485-2

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1947年生まれ、北海道出身。
1971年、京都大学文学部哲学科卒業。
1976年、京都大学大学院文学研究科(哲学専攻)修了。
香川大学助教授を経たのち、奈良女子大学文学部教授。
2010年に定年退職し、以後文筆生活に入る。
現在、奈良県在住。

■主な著書
『生きられる歴史的世界 ディルタイ哲学のヴィジョン』(法政大学出版局、2008年)などの研究書のほか、「哲学的人間学」(竹市 明弘・常俊 宗三郎 編『哲学とはなにか:その歴史と可能性』1988年、勁草書房 所収)ほか論文多数。
さらに『郷愁の大地─ある父と子の北国物語』(2016年、東京図書出版)、『詩集 銀の涙』(2017年、ブイツーソリューション)などがある。

※この情報は、2024年6月時点のものです。

書籍を購入

  • Amazonで購入
  • e-honで購入
  • セブンネットで購入
  • Honya Clubで購入
  • 紀伊國屋書店で購入

電子書籍を購入

  • Amazon Kindleで購入
  • 楽天Koboで購入

上記ストアの一部は、アフィリエイトプログラムを利用し書籍購入ページのリンクを紹介しています。

上記は文芸社の書籍を取り扱う主な書店の一例です。
いずれの作品も全国の各書店実店舗にてご注文いただけるほか、ブックサービスでは下記の方法でもご注文ができます。

  • ・電話注文:
    0120-29-9625
  • ・FAX注文:
    0120-29-9635
    (24時間受付)

PAGE TOP