終活

大倉サナエ（おおくらさなえ）

激動の昭和と共に歩んだ著者の回顧録。
市井の一女性の精彩ある姿と半生が映し出される。

「私が十一歳のころ、日本はアメリカと戦争をしていた。毎晩のように空襲があった。ある晩、アメリカのB29爆撃機が飛んできて、焼夷弾が庭に投下された。日本の木造住宅向けに造られた爆弾とのことで、火がついたまま落ちてきた。井戸水を汲んでいる暇がなかった」（本文より）。激動の昭和と共に歩んだ著者の回顧録、『私の昭和史より』第三弾。

定価：1,210円 (本体 1,100円)

判型：四六上

ページ数：96

発刊日：2024/10/15

ISBN：978-4-286-25654-2

ジャンル：小説・エッセイ > エッセイ > その他

著者プロフィール

1932年11月東京都生まれ。
祖母の介護や、フランス人の子のベビーシッターを経て結婚（娘二人をもうける）。
1956年ニュースタイル高等編物学院師範科に入学。
1957年卒業（自宅で編物を教える）。
1959年父の援助を受けて自宅を建てる。
1963年自宅を改築し夫の両親たちと同居。
1975年生命保険会社に就職（外務員）。
1978年大倉音楽教室を娘のために建てる。
1984年生命保険会社退職後、日本教育書道藝術院師範科入学。師範の資格を取得、教室を建て指導。
2002年夫の介護のため、書道教室を閉鎖。
2018年夫が92歳で亡くなるまで介護。
趣味：庭木の剪定、部屋のリフォーム、廃物利用の小物作り。

■著書
『私の昭和史より』（2009年、文芸社ビジュアルアート）
『続私の昭和史より』（2022年、文芸社）

※この情報は、2024年10月時点のものです。