騙り、と生成

一葉からフォークソングまで「言葉の物語」を読む

棚田輝嘉 (たなだてるよし)

「語る」は騙(かた)る、そして騙(だま)す。
近代日本文学が騙ってきた物語を検証する。

田山花袋「蒲団」、樋口一葉「一葉日記」、芥川龍之介「羅生門」、中原中也の詩、そして戦後のフォークソング、演歌まで幅を広げ、近代日本文学における、「言葉」に秘められた「人間の物語」を探った一冊。草稿から活字になるまでの過程や、それ以降の改変における物語を読み解き、また、「演説の歌」が「演歌」「艶歌」「怨歌」へと変化していった経緯を検証する。

定価:1,650円 (本体 1,500円)

判型:四六上

ページ数:348

発刊日:2024/12/15

ISBN:978-4-286-25874-4

ジャンル:小説・エッセイ > エッセイ > その他

著者プロフィール

1955年、北海道生まれ。
岐阜女子大学、広島女子大学(現・県立広島大学)を経て、実践女子大学教授。

■主な著書・論文
『コレクション戦後詩誌 13 戦後詩第二世代』(2018年5月 ゆまに書房)
「あそこに人間の暮らしがある─石垣りんの視座─」(『實踐國文學』第100号 2021年10月)
「『檸檬』を含む草稿群について」(河野龍也編『実践女子大学蔵 梶井基次郎 檸檬を含む草稿群─瀬山の話─』2019年11月 武蔵野書院)
「淀野隆三草稿翻刻(上)(下)」(『實踐國文學』第94号・95号 2018年10月・2019年3月)
「ことなし、と書くという事─一葉日記における記述意識─」(『實踐國文學』第91号 2017年3月)
「コマに関するこまった話─マンガとはなにか─」(『文学・語学』210号 2014年8月)
「無名性に向けて─相田みつを試論(上)─」(『實踐國文學』第60号 2001年10月)など。

※この情報は、2024年12月時点のものです。

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