原石から エメラルドへ
困難な闘病生活の中、
自らの来し方と現在について語った勇気あふれる自分史。
脊髄小脳変性症を抱え、緩やかなものの徐々に不自由さの増す体。けれど、「難病になったから得たものもある」「気持ちだけは前を見て歩きたい」と自分らしさを大切にする著者。趣味の写真撮影を目的として各地をめぐる。両親への感謝、宝物である三人の娘のエピソード、孫への思い、難病患者と家族の会の会誌での役割、親しい人たちの追想、職場の研修生たちとの交流を描く自分史。