ジョンガラリーノジョンガラリー
ともに戦争の傷と罪を描いた表題作と
「鈴木伍長の最期」とほか1編の短編集。
ともに戦争の傷と罪を描いた表題作を含む2編と、古文書から着想を得た一編(累ヶ淵)。「表題作は、私の卒業した長野県の松代町東条に現存した中学校とその生徒や先生を主なる登場人物としていますので、かなりリアルな内容ですが、『鈴木伍長の最期』という作品は、全くのフィクションです。ただし、共通するテーマは第二次世界大戦に関わる戦争責任の問題です」(あとがきより)