吉田絃二郎 絵本シリーズ B 山の学校

原作:吉田絃二郎/脚色:喜多秀哉/絵:宇木真紀 (よしだげんじろう/きたひでちか/うきまき)

忘れられた大正・昭和の文豪、吉田絃二郎原作の、
命と向き合い心を育む絵本の第三弾。

お山の学校には、よだ先生と、生とがみんなで十八人しかいませんでした。よだ先生は、お天きのいい日にはこくばんを、カラマツの木の下にはこびだして、おけいこをはじめました。よだ先生にとってことしはたのしい秋になりました。それは二十ねんぶりに、フロックコートをかうことができたからです。よだ先生はあたらしいフロックコートをきてはなしをすることが一ばんのしあわせでした。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:B5上

ページ数:24

発刊日:2023/01/15

ISBN:978-4-286-28040-0

ジャンル:童話・絵本・漫画・画集・写真集 > 童話・絵本・漫画 > 絵本

著者プロフィール

●吉田絃二郎
本名は吉田源次郎。
1886年11月24日佐賀県神埼市(旧神埼郡西郷村)生まれ。
4歳で佐世保市に転居。
佐賀工業学校金工科を卒業の後、早稲田大学第三高等予科に入学、翌年早稲田大学文学部に入学。
対馬で兵役生活を経て同大学英文科に入学。
1914年早稲田文学に処女作『磯ごよみ』を発表。
1915年早稲田大学英文科講師となる。
出世作『島の秋』を発表。
『小鳥の来る日』は200版を超す大ベストセラー作品となる。
早稲田大学退官後も小説、童話、戯曲、詩など幅広い執筆活動を行い、1956年4月21日に往生。生涯での作品は236作品にもなる。

●喜多秀哉
旧姓は原岡。
1967年3月17日佐賀県生まれ。
龍谷大学文学部卒。
佐賀龍谷学園に勤務。
1997年神埼市の光明寺(浄土真宗本願寺派)に入寺。
2019年に龍谷中学校、高等学校校長を退職し、2020年神埼情報館館長に就任。
九州龍谷短期大学で長年吉田絃二郎の研究を続けてきた実父、原岡秀人の資料を引継ぎ、吉田絃二郎作品の脚色をする。

●宇木真紀
佐賀県生まれ、神埼市在住。
神埼市立図書館の司書として勤務。

※この情報は、2023年1月時点のものです。

メディア情報

  • 新聞

    2023年01月07日

    「佐賀新聞」で紹介されました。

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