光の中の彩光色
生命科学と物理学からのアプローチによって
女性の自立から導かれる人間性を哲学する。
女に生まれ、女を生きるとはどういうことか。社会的状況や個々の人間関係からいったん距離をおき、人間存在の根源に立ち返る。その上で生命の発生と遺伝に刻まれた記憶、物理的・身体的な成り立ちに照らして、性に託された意味を見直す。科学と哲学、信仰の領域まで思いをめぐらせ、生命の誕生から現在までの経緯を読み直し、女と男の違いを明確化することで、自らの存在意義を新たにする。