完結編・人生の百倍返し
遠い世界へ
困難を乗り越えたその先に、
きっと素晴らしい「未来」が待っていると信じたくなる物語。
学生時代の仲間、サラリーマン時代の苦楽を共にした同僚、良きライバルだった人間が次々に鬼籍に入り、古希を迎えた直人はふと、自身の「終活」を考えるようになっていた。コロナ禍の在宅介護という中で感染したり、行政の不作為に憤慨したりと、社会的弱者という立場になったからこそ、様々な疑問を解決しようと奮闘し、これから何を目標に生きていくべきかを追求し続けるのであった。