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Shipping storage
当社から刊行される本は、印刷・製本後「文芸社 流通センター」にて適切な在庫管理のもと保管されます。
刊行時、また書店や読者から注文が入った際には、取次会社を経たのち全国の書店へと配本され出荷対応も万全です。
※当流通センターは出版物流をはじめあらゆる商品の保管・物流を担う丸八倉庫株式会社内に設置し業務委託しています。
「文芸社 流通センター」が設置されている丸八倉庫株式会社は、出版流通に強い老舗の大手ロジスティクス企業。その秀でた在庫管理が、文芸社の書籍流通を支えてくれています。
印刷会社での印刷・製本作業を経て完成した書籍は、汚損を防ぐために厚手のクラフト紙でしっかりと梱包された状態で倉庫内の棚に収められ、読者の手に取られる“その日”を待ちます。
書籍刊行後、全国の提携書店に一定数が配本されたあとは、読者や書店の注文に応じて五月雨式に出荷されていきます。1冊単位の注文にも迅速かつ丁寧に対応対応するよう心がけています。
出荷の際には、書籍ごとにふられた商品コードをスキャン。倉庫内のどの棚にどの書籍が何冊あるのかが常時データで記録されています(書籍の個別情報のため画像は一部加工しております)。
各取次店や書店からの注文を、文芸社販売部が取りまとめ、流通センター側に出荷をオーダー。スタッフが棚をまわり、書籍を手で集める「ピッキング」の作業がはじまります。
ピッキング作業にあたるスタッフはバーコードリーダーを携帯し、1冊1冊のコードを読み取り、納品ミスを未然に防ぎます。のちの検品、仕分け、梱包をスムーズに進めるための大切な仕事です。
出荷用に集められた書籍の最終確認作業。本を手に取り、出荷リストと相違がないか見比べます。こうした何重ものチェックを経て、本たちはようやく書店への旅路に就くのです。
それぞれの行き先ごとに分けられ、輸送用の通函箱に収められた書籍。地域により数日から1週間ほどかけて、取次店のトラックが全国津々浦々の書店を巡り本をお届けしていきます。
「返本」という形で倉庫に戻ってきた書籍にだって、まだまだ出番はまわってきます。カバーと帯は交換、傷んだ小口も研磨機で磨いてあげれば、充分に再出荷可能な美品に甦るのです。
改装機なら1時間で2,500〜3,000冊もの書籍を改装することが可能です。小口が平らでないハードカバーの本は研磨機にかけることができないため、手作業で汚れの除去作業を行います。
改装を施し身ぎれいになった書籍は、注文が入れば再びトラックに乗り、書店に並び、読者に届けられます。この循環は、一般にはあまり知られていない書籍流通の一端といえるでしょう。
「1冊の本を読者に届ける」その使命を果たすために、万全な管理体制を整えた環境で、数多くの専門スタッフが働いています。All for Oneの精神が、文芸社の書籍流通を支えているのです。