本を出版するなら─文芸社。「出版」のこと、気軽にご相談ください。
平日9:30〜18:30通話無料
0120-03-1148問い合わせ
検索
書籍検索
フリーワード検索
ジャンル検索
小説
エッセイ
童話・絵本・漫画
画集・写真集
教育
実用
語学
社会
ビジネス
医学・健康
看護・闘病
伝記・半生記
歴史・戦記
詩集
俳句・短歌
地理・紀行
自然・科学・工業・学術
哲学・心理学・宗教
芸術・芸能・サブカルチャー
スポーツ
雑誌・学参・その他
Road to publishing
学生時代に母を亡くす経験をした松波さん。「母ともっと多くを語りたかった」と思っていたことから、娘を出産した時「この娘に形ある何かを残したい」と強く感じ、想いを書いて残そうと思い立った。
当時、色々なコンテストに応募するなど、書いて残すための挑戦を続けた。その中に文芸社のコンテストもあったのだという。しかし、日々家事に育児に忙しく、次第に書く余裕がなくなっていった。
再び筆を取ったきっかけは、文芸社の担当者に原稿を見せる約束をしたことだった。「自分にとって最後のチャンスかもしれない。プロに自分の作品を読んでもらって、形にならなかったら諦めよう」と、自身を追い込むために3週間ほどの期限を設け、必死に書いた。努力の甲斐あって、出版が決まった時には本当に嬉しかったという。
松波さんが文章を書く上でこだわっているのは、娘に読んでもらえるように易しい言葉を使うことと、誰にでも共感できる題材を選択することである。編集作業中、何度も自身の作品を読み返し、細かいことに気を使い過ぎて先に進めなくなったこともあった。しかし、時間を置いてまた読み返すことで、また新しい発想が浮かんできた。「書くって楽しいなと心から思えました。辛いこともあるけれど、長い時間をかけて一冊の本になった時は、夢の中にいるようでした」
周りの友人には驚かれることが多かった。実際に読んで手紙やメール、電話などを沢山もらい、サインを頼まれたりもした。「夫は真っ先に読んで感想をくれました。長年の私の夢が叶ったのだと感じることができました」
「たとえ文章が上手くなくても、こだわりや信念を持って書き続けることが大切だと思います。辛い時は離れてみるのも大事、初心を思い出してみてください」と熱く優しく語った松波さん。現在3冊出版しているが「書きたい気持ち」を忘れず、今後も挑戦を続けていくそうだ。