茶々と信長
伯父に父を討たれた茶々を情感豊かに描く。
初めて戦国時代を題材にした長編歴史小説!
(社)日本図書館協会選定図書
戦国の世にあって一人合理的な精神を持ちながら、中世特有の残虐性から逃れることのできなかった天才的武将・織田信長。その信長の懐の内で生きていくしかなかった於茶々(後の淀殿)。彼女は、父・浅井長政を伯父である信長に討たれるという運命を受け入れざるを得なかった。だが、於茶々は幼くして信長に明確な殺意を抱く…。小谷城、北之庄、大坂城と、生涯で三度もの落城を経験した於茶々を情感豊かに描く。著者が初めて戦国時代に材を採った長編歴史小説。