愛されなかったイチゴ
喜び、失意、希望……日常に訪れる心のゆらぎを、
ピュアな感性で綴った詩集。
ふと目に留まったこと、友人知人との関わり、ほのかな恋心、空想の世界……。日常の小さな心のゆらぎを、素直な言葉で切り取った。著者の詩作の集大成ともいうべき一冊。「台所でパックを開け洗われ/きれいなイチゴだけ選ばれました/愛されなかったイチゴは/その身を切られスライスされて/スポンジケーキの間に生クリームと一緒にはさまれました」(「愛されなかったイチゴ」より)