漱石を“間取り”で読む 2
「それから」元カノの勝負手土産が香る家
無職・金持ち・独身の主人公宅の間取りと恋の視点から漱石作品を読む、
楽しい解説書。
夏目漱石作「それから」のヒロイン・三千代は人妻であり、主人公・代助の「脳内元彼女(元カノ)」。代助の親友かつ三千代の夫・平岡を含めた三人のビミョーな関係は、代助が自宅のどこまで相手を招き入れるかで表現される? 三千代の訪問が引き起こす代助の心理変化とは? 文学作品の「間取り」を探求する“間取りスト”が、恋愛視点で作品世界を生き生きと軽妙に語ります!