心のアルバム
「人生」という名の旅の途中で
曲がりくねった道のりだったからこそ、
それは楽しく味わい深い道のり=人生だと思う。
昭和22年、熊本県人吉市で生を受けた橘香四郎。わんぱく盛りの子供時代、スポーツに明け暮れる中学・高校時代初期を過ごすのだったが、ある日「脊椎分離症」と診断されてしまう。しかし、多くの助けによってそれを克服、テニスや旅を愛する人生を、ゆっくり、しっかりとした足取りで歩いていくのだった。ひとりの人間の半生を通して、昭和、平成という時代が浮き彫りになる一冊。