稔葉和歌集
日々の思索を歌に込めて。
五行分かち書きに加え、長歌も掲載。進化を続ける第六歌集。
「近江富士/遠くに見ゆる/湖水端/白鳥一羽/冬空仰ぐ」「夜桜を/見せては浪を/寄せ返す/花灯籠の/祇園の小道」「文学も私なりの/完成を/遂に見るなり/金星を見る」「ヘーゲルにならいて編を編まむとす数理現象学の成り立ち」芸術や歴史、文学、社会的テーマ、数学、物理学などについて思索を続ける著者が、五行分かち書きや長歌に挑む。日々進化を続ける著者の歌集、第六作。