国民軍を創設した男 大村益次郎

─維新の起爆剤となった長州藩─

相澤邦衛 (あいざわくにもり)

鬼才・高杉晋作に比する能力を持ち、
英明でありながら愚直であった敏腕軍官の生涯。

長州に生まれた大村益次郎は、医学を修めたのち、緒方洪庵の適塾に入門、蘭学と出会う。その後は宇和島藩や幕府に雇われ、精力的に働くが、桂小五郎と出会い、長州藩に戻ることを決意。そこから長州軍を西洋式近代軍隊に育て上げていくことになる。そしてそのノウハウをもって、維新後、国民軍ともいうべき明治陸軍の原型を創設するのであった──。その英明でありながら愚直な男の生涯。

定価:1,650円 (本体 1,500円)

判型:四六並

ページ数:284

発刊日:2024/05/15

ISBN:978-4-286-25293-3

ジャンル:歴史・戦記 > 歴史 > 歴史 (日本)

著者プロフィール

昭和16年12月 東京都文京区に生まれる。
昭和19年5月 山梨県塩山町に移住。
昭和35年4月 國學院大学文学部史学科入学。
昭和39年4月 甲府市役所入所。市立図書館長等を経て平成14年3月 定年退職。
以後執筆活動に入る。

■主な著書
『田村怡与造伝』(山梨ふるさと文庫 第18回中村星湖文学賞受賞)
『明治日本の創造と選択』(叢文社)
『高杉晋作・上海行』(叢文社)
『維新の回天と長州藩』(新人物往来社)
『中世初期の甲斐源氏』(日川高等学校110周年記念誌)
『高杉晋作を支えた豪農・豪商層』(長州新聞連載)
『幕末・明治初期の国際環境』(自費出版 日川高等学校104周年記念講演原稿)
『徳川慶喜とその時代』(文芸社)
『「クラウゼヴィッツの戦争論」と日露戦争の勝利』(文芸社)
『高杉晋作』(文芸社)
『田村怡与造と森鷗外』(文芸社)
『私の透析日記』(自費出版)

※この情報は、2024年5月時点のものです。

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