瞼の母

清水純子 (しみずじゅんこ)

敗戦後の広島で大衆演劇にのめり込む父との
生活を模索しながら懸命に生きる母娘の物語。

母ちゃんが早く迎えに来てくれますように。あさってには来ますように。しあさってまでには絶対に来てくれますように。どうか神様。もう絶対に、母ちゃんに口答えはしません。何でも言うことを聞きますから、あさってには来させてください。聡子の寿命が三年縮んでもかまいません──敗戦後の広島で、大衆演劇にのめり込む父との生活を模索しながら懸命に生きる母と娘の物語。

定価:1,210円 (本体 1,100円)

判型:四六上

ページ数:84

発刊日:2024/10/15

ISBN:978-4-286-25765-5

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1942年 広島市生まれ。
1955年 広島市立袋町小学校卒業。
1965年 広島大学英語学英文学科卒業。
以後、広島県立広島国泰寺高等学校、広島皆実高等学校、安芸府中高等学校勤務。

※この情報は、2024年10月時点のものです。

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